出版社コメント情報
イースタンユースファンには長く親しまれ、熱烈なファンも多い彼女のアートワークは、もはやイースタンユースの一部と言って良いであろう。 一目で彼女の作品とわかる独特な存在感を放つ画風は、過度な色使いや装飾がない分、ストイックな表現の深みを感じる。 日常の一コマを描くものには、生活のリアリティーとウイットが富み、童話絵の様な作品には、ほのぼのとした温かみが溢れ、決して媚びない朴訥とした愛らしさがある。 特に表情の描かれない人物像が醸し出す、どこか哀愁ある佇まいからは、あらゆる心象風景の空想が膨らみ、作品を味わい深く印象付ける。 制作を始めた2002年初期からの代表作、未発表の作品から、本作の為に描き下ろされた新作を含む現在までの作品を厳選して収めた、ファン待望の作品集。