出版社コメント情報
インド洋に浮かぶ小さな島熱帯スリランカ。そこで話されている話者1000万人たらずの小さな言語シンハラ語。著者は現地でカレー料理の修業を積みながらシンハラ語を学ぶ。土間で煮炊きするおばちゃんたちから発せられる言葉の一つ一つが妙に著者の古里・東北の言葉に重なりあう。比較言語学的に同系であったとする学説はない。けれど、この愉快な偶然をうっちゃっておくのはもったいない。日本語の変容と進化のプロセスを読み解きながら、標準日本語に収斂されていく以前の、生き生きとした東北弁を応用してシンハラ語入門講座を展開。日本語とシ