出版社コメント情報
■由井まえがきより一部抜粋紹介 この本の中核は <出産の行程は、人類がマヤズムを引き入れた行程を凝縮したものと同じである> というところにあります。もともと出産は生と死のサイクルを象徴しています。胎児にとって母親の子宮内はパラダイスです。出産のはじまりはパラダイスからの追放、すなわち原罪としての疥癬マヤズムに相当します。しかしこれは新しい生のはじまり、旅立ちでもあります。そして、子宮収縮のはじまりから産道にいたるまでの道のりは生き残るための戦いのはじまりと終わり、すなわち淋病マヤズム、そして産道の通過は、死と再生の通過儀礼、絶望と諦めが新しい生をもたらす。これは梅毒マヤズムに相当します。 妊娠中はホルモンの関係によってバイタルフォース が活性化されて、急性症状が出やすい時でもあります。まして出産時の苦痛は胎児にとって人類の記憶を呼び覚まし再びマヤズムが刻み込まれ、妊婦においては過去の自分(出生時の苦痛のトラウマ)を呼び覚ますと同時にマヤズムを立ち上げるのです。この出産時の急性のときには、独特の症状がたくさんでてきます。まるで自分の中にあるこだわりとして病気を知らせるかのように…、そしてその人の、心の深くにある感情も一緒にでてきます。 出産の意味を知り、また出産を乗り切るためにも、私たち人類が越えることのできない壁ともいえるマヤズムを知ることは、大変に重要だと思います。 出産とトラウマに関係する <元素のレメディー> がふんだんに入っており、それらのスピリットがとてもよく描かれている点もこの本をすばらしいものにしています。 これは、出産という <人生最大のイベント> にとってほんとうに大切なことを伝えてくれています。