男山酒造 株式会社

　「男山酒造」は、寛政元年創業、200年以上にわたって酒づくり一筋に歩んでた蔵元です。

「樹氷と紅花のふるさと」として知られる山形県は、東に蔵王連峰、西に霊峰月山を望む、自然の恵み豊かな土地柄です。

とりわけ清冽な水と澄んだ大気はおいしい酒を造るために不可欠な要素で、このように恵まれた環境の中で、「地元に支持されるまじめな酒造り」を基本とし、優れた原料の選定、技術の研鑽、設備の充実などに努力を続けています。

もちろん、機械や設備だけにこだわらず、自然と向き合い、その恵みに感謝を忘れることなく、素材の個性や味わいを活かす心を込めた酒造りに取り組んでいます。

銘柄の「羽陽男山」は京都の男山八幡宮に因みますが、蔵王山系の伏流水で醸し出す酒は、男山の名にふさわしくすっきりとした辛口で飲むほどにキレのよいおいしいお酒です。

米・水・風土に恵まれた山形の地で、良い酒づくり一筋に歩み続け、全国新酒鑑評会で5年連続を含む16回にわたり金賞を受けるなど、その品質は高く評価されています。

商品の特徴

山形原産の酒造好適米「出羽燦々」を全量に使用し、じっくり丁寧に醸したもろみを搾り、
ほとばしり出る酒のちょうど中ほど、香り、味ともに一番安定した部分だけを丁寧に汲み上げ、
そのまま瓶詰め、造り立ての香味を詰め込んだ後、一本一本瓶火入れを施した無濾過・本醸造酒です。

旨みやコクをそのままに、火入れ処理をすることで風味を損なうことなく、
さらにまろやかに、風味の安定した状態でお届けすることができました。

冷やから燗まで楽しめるコストパフォーマンス抜群の一本。本醸造ながらも飲み応えしっかり、
飲み飽きしないスッキリとした味わいは、和洋中問わず料理と相性抜群！晩酌にもってこいです。

2月限りの期間限定、次回の出荷は不定期となりますため、 お求めはお早めにどうぞ。

-味わいの特徴-

注いだ時に広がる香りは派手すぎず穏やか、
酒銘の力強そうなイメージとは対照的に、ゆるやかに落ち着いています。
しっかりと磨かれた「出羽燦々」で仕込むため、
本醸造ですがほのかな吟醸香もあります。

口に含むと広がる、フルーツのように爽やかな吟醸香は、
辛口の酒にフレッシュさを加えて、さらに飲みやすくなっています。

「男山」の酒は、ミネラル分を多く含む硬水を使用しているため、
キレのよいすっきりとした辛口になります。

この「男山雷神」も、辛口の目安となる日本酒度が+6と高いのですが、
ただ辛いというわけではなく、飲み応え抜群の辛口酒といった印象です。
これも、無濾過で詰められたお米由来の芳醇な旨み、コク、甘味の特徴。
無濾過ですがアルコール度数は低めなので、スッキリと飲めちゃいます。

喉を通り過ぎた後にじんわりと残る旨みの余韻は、
豊かな膨らみのあるやさしい味わいを持つ酒米「出羽燦々」のおかげ。
これも、お米の持ち味を十分に発揮した杜氏と蔵人の技術があればこそ。

飲み応えバッチリ、スッキリ切れる辛口酒は、
食中酒としても飲み続けられるような味わいになっています。

どんなタイプの料理ともしっかりと合わせてくれるお酒ですが、
特に相性のよい料理としては白身魚の焼き物、お刺身など軽い味付けの海の幸がお勧めです。