ミッシェル・ロラン氏監修 魅惑的なワインを造り続けるシャトー
天才醸造コンサルタントとして知られるミッシェル・ロラン氏のコンサルティングのもと、畑の収穫を制限し、新樽比率をほぼ100%まで引き上げ、濃縮度の高いワインを手掛けるシャトー・ボー・セジュール・ベコ。ブドウ本来の風味がワインに溶け込むよう清澄も濾過も一切せずにボトリングを行い、魅惑的なしっかりとした樽香に、力強くコクのあるスタイルが魅力です。収穫年に左右されない、安定したワイン造りにはかなりの定評があり、フランス国内でも人気の高いシャトーです。
プティ・ベコは、メルロー100%で豊かな果実味と、深い味わいが見事に調和した味わいとなっています。
■生産者情報
サン・テミリオン村からシャトー・クロ・フルテやシャトー・カノンを通り過ぎた所に、シャトー・ボーセジュール・ベコの醸造所はあります。上質なブドウを生み出すことで知られる“サン・テミリオンの丘”のほぼ頂点という素晴らしい場所に位置しており、ブドウ畑はこの丘の周辺に広がっています。ボーセジュール・ベコが所有するブドウ畑は、16ha。平均収量は37hl/haであり、低収量での栽培にこだわっています。1985年には積極的な買収などのトラブルが理由で、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(第一特別級)からグラン・クリュ・クラッセに格下げとなりましたが、そのことを非常に残念に思い、もう一度かつての名声を取り戻そうと奮起したのが、オーナーのドミニク・べコ氏でした。彼はブドウ栽培から醸造にいたるまで、一からやり直すことを考え、天才醸造コンサルタントとして知られるミッシェル・ロラン氏にコンサルティングを依頼。畑の収穫を制限し、新樽比率をほぼ100%まで引き上げ、より濃縮度の高いワインを造りだしました。そして、ブドウ本来の風味がワインに溶け込むよう清澄も濾過も一切せずにボトリングをするなど、全てを一新した改革を行った結果、1996年の格付けの見直しでは、見事1級に返り咲きました。現在もミッシェル・ロラン氏の指導の下でワイン造りを続けており、魅惑的なしっかりとした樽香、力強くコクのある、酒質が強いスタイルが魅力的です。何より、収穫年に左右されない、安定したワイン造りには定評があります。
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