レビュー 出演: ジョージ・ペパード/ダーク・ベネディクト/ドワイト・シュルツ/ミスター・T 声の出演: 羽佐間道夫/安原義人/富山敬/飯塚昭三 -- 内容（「CDジャーナル」データベースより） Amazonより どんな悪徳の喜びよりも、Aチームのほうがよほど罪深い。「特攻野郎Aチーム」は、ベトナム帰りの脱走兵たちが活躍するという不謹慎なドラマで、テレビ番組としては他に類を見ない。本DVDボックスに収録されているのは、1983年のゴールデンアワーに放映が始まった第1シーズン。内容は思いきりばかばかしく、多彩なキャストの芸達者ぶりとトンデモナイ筋書きが楽しめる。笑止千万な下らなさは、あの「チャーリーズ・エンジェル」をしのぐかもしれない。制作総指揮は、「ワイズガイ」をプロデュースしたスティーヴン・J・キャネルと「ハンター」のフランク・ルポ。「特攻野郎Aチーム」に登場するのは、ベトナム戦争中に冤罪で投獄されたものの、脱獄してロサンゼルスで暮らす特攻部隊である。自信満々のハンニバル（ジョン・スミス大佐/ジョージ・ペパード）をリーダーに、フェイスマン（テンプルトン・ペック中尉/パイロット版の出演はベビーフェイスのティム・ダニガン、のちにダーク・ベネディクトと交代）とコング（ボスコ・アルバート・バラカス軍曹。米国版でのニックネームは「態度が悪いBad Attitude」という意味のB・A/トレードマークの黄金アクセサリーを賑々しく身につけたミスターTが演じている）、そしてチーム一番のイカレ男クレイジーモンキー（マードック一等陸尉。米国版でのニックネームは「ほえる狂人Howling Mad」という意味のH・M/出演はドワイト・シュルツ）が傭兵として活躍する。ハンニバルたちは、悪党に苦しめられている一般人（といってもいい人々）を救う。建前上、高額な報酬を請求するが、ほとんどの場合、かよわい人々のため無料奉仕をしているようだ。 シーズン1には見どころが盛りだくさん。「邪悪の神に魂を売った男」では、かのカルト教団のジム・ジョーンズを思わせる教祖（ジョン・サクソン）が、ハンニバルとフェイスマン、コングを捕らえる。ファースト・シーズンの仲間、トリプルAのエンジェルことエミー・アレン（メリンダ・クレア）も囚われの身に。機略に富んだ4人は農機具でスーパー兵器を作り出す。そのころ、ズレまくっているモンキーはヘリコプターとダイナマイトを拝借していた。「殺し屋スワット軍団死の銃撃戦」も秀逸なエピソード。手に負えない殺し屋になってしまったロサンゼルス警察官を、ディーン・ストックウェルが好演している。「ニューヨーク大暴力団宣戦布告」は、映画シリーズ「ロサンゼルス」ばりの物語だ。ニューヨークの商店街に悪党（ヤフェット・コットー）がのさばり、みかじめ料を要求していた。ハンニバルたちはマシンガンで悪党を迎え撃ち（それでも「特攻野郎Aチーム」には殺人シーンが一切ない）、公衆の面前で大恥をかかせる。4人の風変わりなヒーロー同士の関係は、とりわけおもしろい。どうやら彼らは大の仲良しというわけでもない（コングはいつも、モンキーを浅い墓に捨ててしまいたいと思っているらしい）が、仕事にかけてはエキスパートぞろいだ。（Tom Keogh, Amazon.com） 当店では商品在庫保管及び発送業務に付きましてはAmazonマルチチャネルサービスへ委託しております。