当日の出製麺所は、昭和5年に創業いたしました。
「さぬきうどん」の香川の中で、私ども日の出製麺所のある坂出市は香川県内に4つある製粉会社のうち3つが坂出にあり、うどんづくりに大変恵まれた土地柄です。
その製粉会社さんより協力を頂いて、より良い小麦粉を挽いてもらい、よりおいしいうどんを作ることに集中できるのです。
実は当日の出製麺所は、昼間の1時間だけ、店頭で打ちたてのうどんを食べることができます。
なぜ1時間だけかと申しますと、あくまでも「製麺所(製造・卸し)」を本業としている為です。
ゆえに、お客様に失礼のないように集中できる時間はごくわずかしかございません。
そのたった1時間にたくさんのお客様にお越しいただき感謝しております。
また、当日の出製麺所ホームページもたくさんの方にご来訪いただき、県外の多くの方に当製麺所のうどんを召し上がっていただいておりますことも大変感謝しております。
いつもありがとうございます。
私どもは最高の小麦粉を使用しています。
高価な小麦粉が決して良い小麦粉とは限りません。
小麦粉の目利き(選び方)ができることが良い職人の条件です。
そして配合、練り方、塩との相性が味とコシを大きく左右します。
一.最高の塩
瀬戸内の塩を、その日の温度・湿度によって加減し、そして練り合わせます。
一.最高の技
練り上げて、寝かし、おさえ、生地が「もういいよ。もう伸ばして切っていいよ。」と、言っているかのごとく最高の状態になります。
その見極めが一番大切です。
その状態のものを伸ばして切り、密封包装して冷蔵で7日間、日持ちするようにいたしました。
熟練の職人の経験と技の賜物です。
瀬戸内の海水塩をその日その日の温度と湿度によって調整して塩水を作ります。
すぐには使わずしばらく塩水をねかせます。
厳選した小麦粉を約2対1の割合で塩水と混ぜ合わせます。ここでもその日の天気によって割合を微調整しなければなりません。
(2キロの団子を作るのに1~30gの塩水の微調整です)
ここで職人の経験と勘が大きく味とコシを左右します。
小麦粉と塩水を混ぜ合わせたものを練ります。
出来上がったダンゴはしばらく寝かせます。(熟成)
寝かした団子を押さえて伸ばして生地にします。
寝かし(熟成)の時間も季節やその日の天気で変わります。
まるで生地が「今や!今やで!すぐ伸ばして切ってくれ!」って訴えているようにに最高にええ感じになります。
生地の最高の状態を把握できずにそれ以上熟成すると反対に生地を痛めてしまいます。
季節によって、その日の天気によってこの「仕込み作業」は異なります。
平成元年 香川県知事賞受賞
平成 5年 香川県知事賞受賞
平成 6年 農林水産大臣賞
平成 9年 農林水産大臣賞