内容紹介
地図に刻まれた、大日本帝国の台湾統治とは
第二次世界大戦終結以前の歴史地図は、
台湾では専門家を除きほとんど顧みられていなかった。
ある事件の調査をきっかけに近代の台湾の地理に興味を持った著者は、
日本統治時代に作成された精密な地図に出会い、その魅力にのめりこんでいく――。
詳細な市街図をはじめ、先住の山岳民族の村々や行政区画、
鉄道や道路・航路などのインフラ、精糖や樟脳などの産業用地など、
さまざまな主題で描かれた貴重な地図と、
資料的価値の高い多数の写真を含む180点以上の図版を収録。
歴史地図を通して大日本帝国の台湾統治のありようを読み解き、考察する一書。
内容(「BOOK」データベースより)
歴史地図を掘り起こし、大日本帝国の台湾統治の実態を探る。詳細な市街図をはじめ、山岳民族の村々や行政区画、鉄道や道路・航路などのインフラ、製糖や樟脳の産業用地など、さまざまな地図を18のテーマに沿って考察。資料的価値の高い180点以上の地図・図版を収録!
著者について
陸傳傑
台湾の地名学や歴史地図を研究する編集者。
『地理雜誌』編集長を務め、金鼎マガジン・アワードの編集者賞を受賞。
地名や地図に関する著書多数。
河本尚枝
広島大学総合科学研究科准教授。
1989年、大阪外国語大学中国語学科卒業。
台湾、日本での日本語教師を経て、2000年、龍谷大学経済学研究科民際学コース修了。
2005年より現職。
訳書に『躍動する青春――日本統治下台湾の学生生活』(創元社)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
陸/傳傑
台湾の地名学や歴史地図を研究する編集者。地理雑誌『大地』編集長。著書に『稗海紀遊新注』(2002年中華民国文化部の金鼎賞(図書部門総合)受賞)、『南管賞析入門』(1995年金鼎賞(音声出版類)受賞)、1992年金鼎賞雑誌編集賞受賞、『図書台湾地名故事』(2013年読書年良書賞受賞)など
河本/尚枝
広島大学総合科学研究科准教授。1989年、大阪外国語大学中国語学科卒業。台湾、日本での日本語教師を経て、2000年、龍谷大学経済学研究科民際学コース修了。2005年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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