説明
ミノー、スピナーでは釣れない時にスプーンが威力を発揮することがある。スプーンの「釣力」は何だろうか? それは、曲面で構成されたスプーンのゆらゆら沈む“全方向への反射"。さらに、“圧倒的な飛距離"、“挑める深さ"、ウォッブ、ロール、スピン、水流が生み出すダートなどの“混成スイム"。これがスプーンの「釣力」だ、と考える。 スプーンには多くの「要素」が「かたち」を介して「機能」と結びついている。*泳ぐ最低速度、振幅、引き感: スプーンの板厚、幅、フロントとテールのベンドの関連による。薄く、幅広でフロントとテールのベンドが大きいスプーンほど初動が早く、動きも大きく、強い引き感になる。別の言い方をすれば、泳ぎとはバランスを崩している状態、と言える。そのバランスがスプーンの要である。*フォール: スリムタイプは早く、幅広タイプは遅い。板厚の厚いものほど早い。*アピール: 光の反射面積、その曲面度、振幅のピッチと幅、ベンド他による波動などが関係する。*飛距離: スリムタイプは空気抵抗が小さく、弾道も曲がりが発生しにくい スリムなスプーンほどフォールは早いが、水を掴みにくい。そこでテールベンドを深くして泳ぎを作る。ところが深いベンドは引き抵抗が増すと回転しやすくなる。又、幅広なスプーンは低速から泳ぎ出すが、沈みが遅い為に流されやすい。『D-Sライン』は盛り上がったフロントからの高低差のあるテールへと湾曲させたS字ベンドフォルムにより、微速からの泳ぎ出しに優れ、しかも、しぶとい泳ぎを作っている。スリムボディーによるフォールの早さも備えながら、である。アングラーにはそれぞれのフィッシングスタイルがあり、同じ流れをスプーンで攻略する場合も個性があります。『D‐Sライン』にはスタイル、フィールド形態、状況に合わせて選べる5アイテムがあります。*30mm, 3.0g, 1.4mm厚:源流域の小渓流やスレた魚へ対応のスモールサイズ。*36mm, 4.0g, 1.4mm厚:水深の浅い渓流でも使える使用頻度の高いサイズです。*40mm, 5.0g, 1.4mm厚:スイム、フォールのバランスに優れる渓流定番。*45mm, 5.0g, 1.2mm厚:穏やかな流れでスローにヒラヒラとしっかりアピール。*45mm, 6.5g, 1.5mm厚:水深もあり、強い流れでもしっかり沈めて攻めたい時。遠投性とアピール重視。主な対応魚種:トラウト,サイズ:45mm / 重量:5g,カラー:ヤマメシルバー YMS #03